写真とテキストのサイト『SaL』の別冊版です。


by y_nkzw

f0007631_742458.jpg

子供の頃、木工用ボンドを手の甲に塗って、乾いてから丁寧にはがし、「皮が剥けた!」と騒ぐのが流行った。

だんだんエスカレートし、大きさを競い合ようようになるわけだが、皮膚の模様も形どられたりするし、大きくなればなるほど手の形に近づいてきて気持ち悪かった覚えがある。

秋になり、落ちている楓の葉を見ると思い出す幼い頃の微塵の想い出。

「無駄なことが大切なのだ」とは言われるものの、やはり「無駄なこと」だったと30才を過ぎた今、ようやく確信をもてる。今でも、指先にボンドが着くと、無意識にきれいに剥がしてしまう少年の心を持った僕です、と書いても全然きれいにまとまるわけがない。
[PR]
by y_nkzw | 2006-11-04 08:09 | しゃしん